小説「ミレニアム」の魅力はコーヒーと北欧の寒々しさ

おはようございます。

寒さにめっぽう弱いミミです。

 

寒いこの時期になると、読みたくなる小説があります。

今回はそんな小説のご紹介です。

今日のマナビ

寒い時期には、寒い国の小説をおすすめします

私がこの時期に読みたくなる本。

ミレニアム「ドラゴン・タトゥーの女」

(スティーグ・ラーソン著)

有名な小説なのでご存知の方も多いのでは。

映画化もされていますね。

北欧独特の寒さ、暗さを感じる描写

スウェーデン出身のスティーグ・ラーソンの文章には、北欧独特の寒さや暗さといったものが、ところどころ描写されています。

それが私の「冬に読みたくなる本」になったのかもしれません。

他にも北欧らしい小説はあるとは思いますが、初めて読んだ北欧ものの小説がこの「ミレニアム」でした。

なので、へえ、北欧ってこんな感じなんだと、ミレニアム=北欧、という刷り込みがされてしまったみたいです。

 

小説の中の「コーヒー」の存在

作中、やたらと頻繁に登場するコーヒーの描写。

そしてこのコーヒーの描写、美味しそう、というものではなく、生活の一部のように描写されているのが、寒々しさを緩和している気がします。

ただ、ミレニアムを読んだ知り合いに、そのことを話したら「そんなにコーヒー出てきたっけ?」といまいちピンとこない様子。

私がコーヒーに注目しすぎてるみたいではあります。

ちなみに、欧米の小説にもコーヒー描写はちょいちょい出てきます。

でも、そこはそこ、陽気なアメリカ人がジョークを飛ばしながら飲んでいるコーヒーと、北欧の薄暗い雰囲気の中で寒さに震えながら飲むコーヒーを想像すると、北欧のコーヒースタイルに軍配があがってしまいます。

 

コーヒー消費量は世界一のスウェーデン

それでちょっと調べてみたら、スウェーデンはコーヒー消費量は世界一なのですね。

さらにスウェーデンではフィーカ、デンマークではヒュッゲと言われる、いわゆる「コーヒーブレイクの時間」があるほど、北欧のコーヒー文化というのは歴史があると言いいます。

寒い国には寒い国の、暑い国には暑い国の環境でそれぞれの文化はできていくんですね。納得。

ちなみに「ヒュッゲ」という言葉、最近話題になっている本、幸せってなんだっけ?」(ヘレン・ラッセル著)で取り上げていますね。

幸福度の高いという国、デンマークのライフスタイルの本です。

これもぜひ読んでみたいですね。

 

「ミレニアム」の魅力は寒さとコーヒーだった

こうして思うと、私の感じている「ミレニアム」の魅力は、ずばり、北欧の薄ら寒さとコーヒーです。

もちろん、ストーリーもおもしろいです。はい。

ただ、「ミレニアム」2、3はこの北欧らしさは少し薄れてしまった気がします。

その文、ストーリーがおもしろくなったのですが。

本の魅力というのは、いろいろなところにあるということですね。

 

〜ミレニアム「ドラゴン・タトゥーの女」軽くあらすじ〜

雑誌『ミレニアム』の発行責任者のミカエルと背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーのリスベットが難事件を解決していく。

 

少々軽すぎるあらすじですが、興味のある方はググってみてください。(丸投げ)

 

ミレニアム3部作まで書き上げたスティーグ・ラーソンさんは、2004年に出版社と契約、同じ年に心臓発作で亡くなってしまったというのは有名な話。

残念でなりません。

その後、ダヴィド・ラーゲルクランツという方がシリーズを引き継いだ「ミレニアム4」、「ミレニアム5」が出版されています。

実はまだ読んでいないので、寒いこの時期に読んでみようかなと思っています。

コーヒーの描写がうまく書かれているといいな。

 

今日もよい1日を。

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